北海道から九州の沿岸まで幅広く生息し,中海でもみられます。ヤドカリのなかでは小型で、右のはさみが左より大きいところが「ホンヤドカリ科」というグループの特徴です。ユビナガホンヤドカリの繁殖シーズンは冬から春のあいだです。オスは「はさみ」でメスの貝殻をつかむ「交尾前ガード」を行います。寒い季節の観察はたいへんですが、ぜひ一度見てみたいですね。
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